ペット蛇としてトップ2にあがってくるコーンスネークとボールパイソン。どちらも穏やかな性格で見た目もとてもかわいらしいため、選択を迷う人が続出しています。
もし迷ってしまった時には、細かい部分まで比較することが大事です。どちらを選べばいいか決断しやすくなるので、一度チェックしておくことをおすすめします。
今日は、コーンスネークとボールパイソンをいろいろな視点で比較していきます。コーンスネークとボールパイソンを5年以上飼育して感じたことなどをまとめたので、少しでも迷っている人の参考になれば嬉しいです。
コーンスネークとボールパイソンの特徴と違い
まずは、コーンスネークとボールパイソンの特徴の違いから確認していきます。大きさや性格、寿命など、飼育を考えている人にとっては大切なポイントばかりです。
成体になった時の大きさと体重の比較
| コーンスネーク | ボールパイソン | |
|---|---|---|
| 体重 | 700~1000g | 1.5~2.0㎏ |
| 体長 | 100~130㎝ | 100~150cm |
コーンスネークはナミヘビという種類で、成体(フルアダルト)になると約100~130㎝ほどの長さになります。
こう聞くとかなり長いように感じますが、一直線になっていることはほぼなく、いつもとぐろを巻いているため実際はもっと短く見えます。
体重は販売されているベビーで約10g、成体になると700~1000gにまで成長します。野生のアオダイショウより少し短くて細いくらいのイメージです。
ボールパイソンも体長は100~150㎝ほどですが、体重は1.5~2.0kgとコーンスネークの1.5~2倍ほどの重さになります。
からだが大きい分、お顔も大きく噛まれると出血は免れません。食べる量も多いため、出すフンの量も多くなります。
穏やか?臆病?それぞれの性格を比較
コーンスネークもボールパイソンも基本的には穏やかな性格をしています。こちらから攻撃したり無理なことをしない限り、突然噛みついてくることはありません。
ただ、全体的にみるとコーンスネークよりボールパイソンの方が臆病者が多く、人間の動きに敏感に反応します。ボールパイソンは、敵に襲われるとボール状に丸まって身を守る行動をとるため、そのような名前がついています。こちらが触れようとすると、身構えたり身体をビクっとさせることがよくあります。
コーンスネークにも臆病な個体はいますが、人が触っていても他のことに意識が集中していると全く気にしない個体も多い傾向にあります。
お迎え前に知りたい!平均寿命の比較
お迎えする前にしっかりと知っておきたいのが、それぞれの平均寿命についてです。コーンスネークの寿命は平均して10〜15年程度と言われており、大切に飼育すれば長く一緒に過ごすことができます。
一方、ボールパイソンの寿命は15〜20年程度と、コーンスネークよりもさらに長生きする傾向にあります。中には30年以上生きた記録もあるほどです。
どちらも犬や猫と同じくらい、あるいはそれ以上に長い時間を共にすることになるため、最後まで責任を持って飼育できるかしっかりと考えることが大切です。
初心者必見!温度や湿度など飼育環境の比較
| コーンスネーク | ボールパイソン | |
|---|---|---|
| 適正温度 | 25~28℃ | 28~32℃ |
| 適正湿度 | 50~70% | 50~70% |
コーンスネークにもボールパイソンにも、それぞれ適正な温度や湿度があります。どちらかというと飼育環境についてはボールパイソンの方がシビアで、適正温度・湿度を守らないと拒食や脱皮不全を起こしやすくなります。
ボールパイソンは温かい環境を好むため、爬虫類ショップの店員さんのお話では、温度が低い状態が続くと命を落とす危険性もあると言われています。コーンスネークは比較的日本の気候にも馴染みやすいですが、それでもしっかりとした温度・湿度管理は必須となります。
生体のお迎え価格の相場とモルフによる違い
コーンスネークとボールパイソンの販売価格の幅はほぼ同じです。お手頃なものだと5,000円程度から、珍しいものだと10万円以上する個体もいます。
ただ、コーンスネークの方が色のバリエーション(モルフ)が多いため、その分予算を抑えて好みの個体を探しやすいという特徴があります。
例えば黄色い蛇が欲しい場合、コーンスネークの「バター」というモルフなら20,000円ほどから購入可能です。それに対してボールパイソンの「バナナ」というモルフは、70,000円を超えるものが多くなります。
ショップによっても異なりますが、家の近くの爬虫類ショップだと、全体的にボールパイソンの方が高価格帯の個体が多く並ぶ傾向があります。
ケージや餌代など飼育にかかるコストの比較
| コーンスネーク | ボールパイソン | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 6,000~10,000円 | 8,000~12,000円 |
ベビーを購入した場合、ケージやウェットシェルターなどの初期費用は同じくらいか、ややボールパイソンの方が高くなります。
しかし、最終的にボールパイソンの方が2倍近く太く大きくなるため、より大きなケージが必要になります。ケージはサイズが大きくなると価格も跳ね上がるため、全体のコストは大きくなります。その他、ペットシーツやシェルターなども大きくなるので費用が増えます。
| 横幅60㎝ケージ | 15,000円~ |
| 横幅90㎝ケージ | 25,000円~ |
コーンスネークの平均ケージサイズは45~60㎝、ボールパイソンは60~90㎝が目安です。お部屋に十分な設置スペースがあるかどうかも最初にチェックしておく必要があります。
餌代はほぼ同じですが、フルアダルトになるとボールパイソンのほうが食べる量が増えるため、食費は高くなります。
拒食や脱皮不全などかかりやすい病気の違い
コーンスネークは丈夫な種類で、感染症や生まれつきの疾患、何かの事故がない限りは病気になることは少ないです。もちろん、年齢を重ねると内臓が弱くなり病気にかかりやすくなるのは人間と同じです。
一方、ボールパイソンは割とトラブルが起きやすい品種と言えます。特によくあるのが「拒食」と「脱皮不全」です。これを病気と呼ぶかは微妙なところですが、モルフに関係なく高い頻度で発生します。
家でもたまに起こることがありますが、どちらも温度や湿度をしっかりと管理することで予防が可能です。その他、ボールパイソンは呼吸器系の病気にもかかりやすい傾向にあります。
初心者の飼育にはコーンスネークがおすすめ

どちらも本当にかわいらしいので両方推したいところですが、もしこだわりがないのであれば、個人的にはコーンスネークをおすすめします。コーンスネークとボールパイソンそれぞれのメリットとデメリットをまとめました。
コーンスネークを飼育するメリットと注意点
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・温度湿度管理が楽 ・全体的なコストが安い | ・動きが速く捕まえにくい |
コーンスネークを飼育するメリットは、なんといっても温度・湿度の管理が比較的楽であり、全体の飼育コストも抑えやすいことです。丈夫で初心者の人でも安心して育てることができます。
飼育の中で特に困ったことはありませんが、強いて言えば動きが速いためケージの掃除中に少し目を離すと逃げられやすい点です。お掃除中は別のケージやプラケースにしっかり入れておくなどの対策が必要になります。
ボールパイソンを飼育するメリットと注意点
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・顔が可愛い ・動きが遅いのでハンドリングしやすい | ・拒食や脱皮不全を起こしやすい ・温度湿度管理がシビア ・噛まれると痛い |
ボールパイソンの最大の魅力は、その愛らしいお顔と、動きがゆっくりでハンドリング(触れ合い)がしやすい点です。
しかし、拒食や脱皮不全を起こしやすいため、初めて蛇を飼う方はかなり心配になるかもしれません。飼育歴が長くなれば経験から精神的にも楽に対処できるようになりますが、最初は戸惑うことが多いです。
また、噛まれると痛いというのも大きな注意点です。家の近くに信頼できる爬虫類ショップや動物病院がある環境なら安心です。
ペット蛇人気2トップ!自分に合った種類を選ぼう
今回は、ペットの蛇として大人気のコーンスネークとボールパイソンを比較しました。私が初めて飼育した蛇はコーンスネークです。
価格的にお迎えしやすかったことと、性格が穏やかだという理由から選びました。ボールパイソンとも迷いましたが、「噛まれたら痛い」という話を聞いて、かなりのビビりな私はすぐに考えを改めました。
とはいえ、ボールパイソンには動きが遅くハンドリングがしやすいという素晴らしい魅力があります。この2種類はペット蛇の中でダントツの人気を誇るため、インターネット上に情報が豊富にあります。
何か困ったことがあっても、「コーンスネーク+飼育」などで検索するとすぐに情報が出てくるのは、飼育する上で大きな安心材料です。
それぞれの特徴やコスト、かかりやすい病気などをしっかりと比較して、ご自身のライフスタイルに合ったかわいい蛇を選ぶことが何よりも大切です。
コーンスネークの寿命や性格・特徴など、もっと詳しい情報を別の記事でまとめています。さらに深く知りたい方は以下の記事もあわせて確認してみることをおすすめします。

